2004年10月

甚大な被害を及ぼした台風16号・18号・21号被害に遭われた住民の皆様にお見舞い申し上げます。

今年、日本列島に上陸した台風は、8個に今のところなるそうです。

もともと呉市は海岸線が非常に長い地形なので、護岸整備に力を注いでいたとはいえ、今回の18号は予想を上回る高潮被害がでました。

先月号でも災害に対する記述をしましたが、今後公共工事のありかたを、大きく見直していく必要があると思います。

呉市は合併後300キロを上回る海岸線を保有することになり、ハード面での護岸整備・波消対策・下水道の雨水対策など、ソフト面では自主防災組織の立ち上げや、ハザードマップ(どの地域がどれぐらいの降水量で危険になるのか・どれぐらいの勢力の台風でどの地域が危険なのか)の作成をする必要があります。

台風16号の影響で議会も初めて、代表質問等が延期になるという事態に陥りましたが、台風災害の補正予算(約20億円)も予算特別委員会で承認されました。

9月定例会代表質問項目

1 合併後の呉市の街づくり戦略について
2 合併後の支所機能・機構について
3 住民票交付について
4 企業誘致について
5 安芸灘架橋について

1についてはなかなか合併後の具体的な戦略が見えてこないことから、中核市を目指すものを求めましたが、具体的な話になりませんでした。

全て合併後に考えるのかな?

2については、支所機能の拡充と予算配分を求めました。

これについてはある程度検討し実行していく考えがあるようです。

3については、ICカードの利用実験の成果をプライバシー保護の観点も含めて、市民サービス向上を図るよう求めました。

住民票交付を3月・4月の繁忙期に時間延長などを検討するところまでにとどまりました。

4については、企業誘致の候補地と呉市工業立地条例の適用業種の拡大などを求めました。

企業候補地は、天応第二期埋立地・焼山の元ぶどう園なども考えている。

条例については他の市町などの動向も見ながら見直す考えを示しました。

5の安芸灘架橋については、料金の値下げを呉市として考えるよう強く求めましたが、利用促進を図る方策を呉市として推進していくということに留まりました。

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