2018年4月
今年の桜の満開は例年より早咲きでしょうか?
呉市の山は今、桜色に染まっています。
新年度がいよいよスタートし小学校1年生の真新しい黄色いランドセルカバーを各地で見かけることになると思います。
ランドセルはオランダの陸軍兵が背嚢として携行していた「ランセル」がなまってランドセルになったと謂れています。
通学鞄としての利用は、官立の模範小学校として開校した学習院初等科が起源とされています。
学習院は「教育の場の平等」との理念から馬車・人力車による登校を禁止、学用品を入れ児童が自分で持ち運びできるリュックサックのようなものであったらしいです。
皇太子であった嘉仁親王(後の大正天皇)の学習院初等科入学の際、伊藤博文から帝国陸軍の将校背嚢に倣った鞄をプレゼントしたことがきっかけとなり、徐々に一般にも普及したそうです。
今や高いものは数十万円するものまで登場していますよね。
呉市の小学校新一年生の数は1,686人・中学校一年生の数は1,684人です。
呉市もご多分に漏れず、少子化が進んでいますが、子供を産み,育てやすい呉市となるような施策をどんどん打ち出しています。
新しい教育長も呉市福祉保健部長も子どもが自分の可能性を高め、夢や希望が持てる自分になるような教育を推進してくれるものと期待しています。
子どもどうし、自然に能力を比べあいこしています。
あの子にはこんなところがかなわないな、こんなとこが勝っているな。
それで自分の得意なところを子供なりに自覚したり、選択したりしていきます。
親の方がむやみに他の子と比べたりはしないでほしいものです。
呉市は小中一貫教育の先進都市です。(注・一体型、分離型として形態の違いがあります。)
上の学年が下の学年の面倒を見たり、中一ギャップの解消が他都市に比べ進んでいます。
学力、体力ともに広島県の中でも高いレベルにあります。
今後とも子供が生きる力を養うことのできる教育の実現に向けて心をくばってまいります。