2016年7月

イギリスのEU 離脱という決定が国民投票によってなされました。

この決定が日本にどのような影響が出るのか経済界も行政も戦々恐々の様相を呈していましたが、今のところリーマンショックほどの恐慌に陥ることはないような感じです。

しかし、金融政策、財政政策に打つ手が限られている我が国は、第三の矢である成長戦略を打ち出せないとまた超デフレに舞い戻っていくことになりかねません。

規制緩和をまた目論んでいますが、なんの規制を緩和するのでしょうか。

郵便も電力も自由化にしましたし、大きいものはほとんどやりつくした感があります。

世界はどうも自由貿易から保護貿易にシフトしそうな様相を呈しているように思います。

地方経済は地方創生を梃に自ら考え自らが行う知恵比べを強いられています。

ものづくりの町といわれている呉市ですが、中小企業の振興策がなかなか見出せない弱みがあります。

人、もの、金、情報、連携が大切であることが分かっていますから、市がリーダーシップを取って中小企業の各種団体との連携強化を図っていく必要があります。

呉市は幸いなことに「呉市産業振興センター」を有していますので、企業の技術のマッチングや6次産業化のアドバイスなども行われています。

国・県・市の中小企業振興策をオーソライズし取りまとめる機構が必要です。

中小企業振興条例を制定し、市の役割を明文化することで、商工会議所や商工会、財団法人中小企業家同友会等の団体の交流会や勉強会を定例的に進める必要があります。

6月定例会で副議長を退任いたしました。

この1年の経験を礎に呉市発展と福祉の向上にまい進していく所存でございますので、更なるご指導ご鞭撻を頂きますようお願いいたします。

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