2012年3月

今月の一言 お題は『宇宙戦艦ヤマト』

今、3月議会の真っ只中です。

それにしても、呉市の財政は社会保障費の増加等で年々厳しくなっています。

自主財源の市税は人口減や資産の低評価で下がってきていますので、国からの地方交付税と市債で歳入を維持しているのが現状です。

一般会計の新年度予算は平成23年度に比べて、0.2%減・特別会計は12%減・企業会計は11.2%減となっています。

この主な要因について、一般会計では天応第二期埋立地への企業立地(ユーシン)に対する助成金(15.5億円)や交通事業の廃止にかかる借金の償還(6.4億円)が在りますが、迷走した子供手当の新児童手当への移行による減(△8.9億円)に加え、人件費の削減(△5.4億円)・特別会計は阿賀マリノの埋立地への一括償還(99億)が23年度ありましたが、それがなくなったものです。

企業会計は、公営交通事業からの撤退によるものです。

今年度1,814億1,300万円余の総額となり、防災・減災対策事業などの国の重要施策に呼応した事業展開を進め、将来の都市像である『絆と活力を創造する都市呉』を目指すための予算となります。

また平成24年度は、市制110周年にあたります。

市民や市域の一体感を醸成するイベントや制度も創設いたします。

また、それにあわせて原動機付自転車のナンバープレートを松本零士さんがデザインしたものを採用する予定です。

デザインはやっぱり人類の救世主、宇宙戦艦ヤマトになるのでしょうか?

救世主といえば、気仙沼市の離島で活躍した江田島市のフェリー(ドリームのうみ)です。

津波で孤立した大島に食料や復旧資材、救援に向かう人々を運びガレキの処理にも活躍しました。

まさに、大島の人々にとっては、ヤマトだったに違いありません。

今、東北の復興の足かせとなっているのはガレキの処理です。

遅々として進まない膨大なガレキの山。

絆、きずなといいながらガレキの引き取りを拒否する自治体、住人。

このガレキを全て宇宙戦艦ヤマトに乗せて、月の裏側にでもぶち捨てたいと思うのは私だけでしょうか?

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