2009年2月
米国発のサブプライムローンの問題が、日本列島を偏西風どころか、大型台風に成長して自動車・電気産業をなぎ倒す勢いで、猛威を振るっている状況です。
来年度予算の呉市の税収見込みも、民間企業の低迷により法人市民税や市民税の落ち込みにより、大変厳しい予算編成になると思われます。
厳しい状況下であっても、市民の安全と生活を守る役割を担う自治体予算は、自主財源が約5割、残りの5割を国からの交付税・補助金そして借金である起債で何とか運営しているのが現状です。
民間で言うところの固定費が義務的経費です。
義務的経費には、人件費・扶助費・公債費が主なもので、扶助費は生活保護費等です。
公債費は借金を返すお金です。
この義務的な経費が、呉市は9割にも及んでいる状況にあるわけです。
市長の方針の1つに「後世の世代に借金を遺さない。」借金を少なくする。
という大儀がありますので、この義務的経費を削り、事業をスクラップし、小さい市役所を構築する。
しかしサービスは低下させないと言う市役所行政マンの心意気に期待するとこ大であります。
今月の終わりから定例会が開催されますが、私は会派の代表質問をする予定となっております。
また、定額給付金の問題や呉市交通局の経営に関する補正予算の問題等がありますので、今後の呉市を占う上でも大変重要な議会となると思います。
しっかりチェックし禍根を残さないよう踏ん張ります。