2006年10月
10月に入り、安倍総理は中国・韓国を歴訪し、未来志向でアジア外交を構築する構えです。
しかし奥歯に物が挟まった記者会見を拝聴すると、この国の方向性が曖昧模糊としてくることを覚えるのは、私だけなのでしょうか。
北朝鮮の核実験実施にしても、安倍さんの訪中・韓に合わせた向きが窺えます。
いずれにしても、何をやってくるか判らない北朝鮮という国が隣にあるので、外交に曖昧さは禁物のように思えます。
拉致家族の皆さんの期待を裏切るような、あいまい外交は厳に慎むべきであろうと思います。
官邸の機能強化を狙って補佐官を多数登用されていますが、アメリカ型の組織制度を付け焼刃的に採用すると、やけどするのは総理と国民であり、官僚機構にはなんら影響無しであろうと思います。
呉市採用不正問題もトップの判断ミスから部下が懲戒免職になる事態と発展しました。
議会としても議員の倫理条例を制定し、行政への採用・昇格などへの不正な働きかけを禁止することとしています。
私もその条例を作成する作業部会のメンバーに選任されていますので、市民の皆様に納得いく倫理条例となるよう、鋭意研鑽します。
議会で可決されれば次回号で、報告いたします。
もっとも議員に倫理観があるのは当然のことですが、それを改めて文章化するのも少々恥ずかしい話ですね!