2022年1月
明けましておめでとうございます。
今年寅年も宜しくお願いいたします。
今年、2022年は呉市政120周年を迎える年となります。
明治初期まで半農半漁の「呉浦」と呼ばれていました。
1889年呉鎮守府が開庁し、軍港としての発展がはじまります。
1902年(明治35年)に和庄、二川町、宮原、荘山田村が合併し、広島、尾道市に次ぐ県内3番目の市として誕生しました。
当初は人口6万人、市域23平方キロ、それから120年、周辺町と合併を繰り返して2020年の国勢調査では、人口約21万5千人、市域約353平方キロとなりました。
かつては東洋一の軍港と言われた呉。
前の大戦中には呉の人口は40万人を突破していた時もありました。
当時の広島市と肩を並べるほどの勢いは、海軍あってのことでありましたが、戦前も発展ばかりではなく、軍縮や空襲などにより人口減少に悩まされた時期もありました。
現在も重工業企業の撤退や呉駅前開発の遅れ、商店街の衰退など課題は山積しておりますが、やっぱり、これからの呉は観光客も大切ですが、それに加えて「レトロな街並みの残る呉」「自然豊かなホッとできる呉」を大事にし、そこに移住したくなる人を集めることも必要だと思います。
人口減になっても海軍、海上自衛隊、海上保安大学校と共存共栄してきた歴史と文化は奥深いものがあります。
120年の市政の歩みを未来に紡いでいくべく提言してまいります。