2016年4月

この四月から呉市は中核市に移行しました。

元来30万人以上の都市が中核市となる資格要件でありましたが、人口の要件が20万人以上となったため、中核市になることができました。

この中核市の最大の権能として保健所の運営が挙げられますが、呉市はすでに保健所業務を独自に行っており、実質的には特例市とあまり変わらないくらいの業務をこなしておりました。

その他広島県からの主な権限委譲としては、「サービス付き高齢者向け住宅事業の登録」・「母子・父子・寡婦福祉資金の貸し付け」・「屋外広告物の設置制限」・「小・中学校教諭の研修」など452項目です。

また地方創生の一環として、呉市を中心とした周辺市町と連携を取る「連携中枢都市圏」を形成することになります。

具体的な連携策はこれから構築していくことになります。

呉市はこの5年で人口が1万1千人減少しています。

中核市に相応した観光ビジョンや、定住対策、もっと子育てしやすい政策や制度、スポーツ・文化振興策等を打ち出す必要があります。

呉市を中心とした都市圏形成は経済成長を促し、医療や公共交通網のいっそうの充実を図る必要があります。

他の自治体と相互補完できる機能は選択と集中をより密にし、効率化を図る必要があります。

これからの呉市都市圏の活性化策の研究と実践が重要になっていくと考えています。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA