2013年6月

6月定例市議会が10日から開催されます。

呉市役所本庁舎の建設に伴う入札が2月に続き5月でも参加業者の辞退により不調に帰しました。

このことにより再度、6月定例会に建設費〔債務負担額〕を増額して、総合評価方式から一般競争入札へと入札方法も変更して臨む案が議会に諮られる事になっています。

二度の入札不調の原因は、東日本大震災による復興関連事業が東北地方を 中心として大規模かつ広範囲に行われていることにより、建築関係技術者・従事者の確保が困難であること、更に将来的に(消費税率アップなど)資材の価格が想定しにくい等状況下にあるからです。

結果、東北復興やアベノミックスが呉市には副作用として庁舎建設の入札不調に現れてしまいました。

いずれにしても背水の陣で臨んでいきませんと庁舎建設は暗礁に乗り上げることになりかねません。

六月は衣替えのシーズンでもあります。

この「衣替え」は平安時代から始まった習慣で、当時は「更衣」〔こうい〕と呼んでいたそうです。

明治期になって今の国家公務員にあたる人たちに制服が定められ、夏服と冬服の更衣の時期がそれぞれ6月1日~9月30日・10月1日~5月31日と定められ、やがてこれが学生服におよび、さらに一般に広まったようです。

こういった、ささいな国のかたちも地方にあまねく影響を与えてきたようです。

国家公務員が東北震災復興に寄与するということで給与を7.8%減額することから呉市の職員給与も3%減額する条例案を本議会に上程されます。

何もかも国のかたちによって地方が締めつけられるのはどうかと考えますが、こういうときこそ、地方自治の安定と発展を堅持して呉市民の大きな幸せを目指すことが大事だと考えます。

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