2006年7月

6月28日から7月7日まで、全国市議会議長会主催の欧州都市(イギリス・ノルウェー・ドイツ)行政視察団に参加して参りました。

訪問都市として、ロンドン近郊のセントアルバンス市・イーストハーツ市・ノルウェーの首都オスロ近郊のドラメン市・フランクフルト近郊のウイズバーデン市を訪問しました。

日本の地方自治制度とかなり差異があります。

大きく異なる点は、市長は市会議員の中から選び、名誉職的な存在でありました。

市の行政機関を取り仕切る職も議員が行い、日本の制度では、国会の制度である議員内閣制に極めて近い運営形態でありました。

市会議員の選出方法も、小選挙区制度を採用し、それぞれ候補者は、各政党に所属する必要があり、国、県、市の政治システムが、統一されています。

地方分権をかなり歴史的に住民と議員が手を携えて自らが作り上げているという感じです。

市の機構も日本と異なり、非常に簡素化され、民間委託や市の機構の中に株式会社があり、きわめて能率重視の組織形態でありました。

議員の報酬は、ほとんどボランティア的な色彩が強く、市長に任命されたり、内閣の一員になった議員には、別の給与が与えられる仕組みになっています。

ところで、フランクフルトに滞在していたのが、ちょうどサッカーワールドカップの準決勝ドイツ・イタリア戦が行われていました。

町中がサッカーの熱気で充満しており、マイン川の川辺にオーロラビジョンを2台、桟敷席も設置し、住民こぞってドイツチームの応援に興じていました。

今回の視察で特に強い印象として、総じて消費税(目的税)の高さ、特にノルウェーは25%という高税率で、タバコ1箱1300円・ビール小瓶も1300円、嗜好品の高さが目に付きました。

暑い日が続きますが、お体にご用心下さい。

今回の呉市消防本部の職員採用に不正があったということに関し、議員である私からもお詫び申し上げます。

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