2011年7月
今月のお題は『訳』ワケ。
呉市議会は国のエネルギー政策の方向性が決まらないことなどを理由に、山口県熊毛群上関町に来年着工が予定されている上関原発に関して議会の態度表明(賛成・反対・中止など)を9月定例市議会まで継続審議としました。
東日本の大震災は、地震・津波・原発のまさに三重苦となって東北のみならず日本全体を苦しめています。
この6月早々には『一体どうなっているんだ』という国内外からの震災全般に対する対応の不満、非難を受け、管内閣への不信案可決かという状況になりました。
菅総理は、東日本震災の復興のめどと福島原発の沈静化の見通しが立った段階で辞任?との合意が民主党内でできたために分裂気味の民主党がまとまり、不信案は否決となりました。
しかし以後、彼が総理大臣でありつつける訳は脱原発に自然循環エネルギーへの転換、さらには社会保険制度(消費税の値上)と菅氏が総理をやる訳はどんどん増えています。
特に、とってつけたような脱原発、イコール新エネルギーへの転換が、1年2年のスパンで解決できる問題でないのは誰が見ても明らかです。
震災前から民主党政権はガタガタでした。
むしろ震災があったおかげで今の政権が続いているといえます。
日本の政治は停滞しきっています。民主党の明日は間違いなくないと思いますが、菅総理のような人間を私たちは『たワケもの』(戯け者)と呼びます。
このようなリーダーを持つ日本は大きな不幸です。