2014年11月

銀杏が色ずく季節となりました。

今から350年程前、江戸の町のおよそ6割を焼失し、多数の犠牲者をだした「明暦の大火」は、被害の大きさで歴史に残る大火事となっています。

この火事をきっかけに、火に強い街づくりの一環として、施されたのが銀杏の植樹です。

呉市も「蔵本通」が銀杏並木で、この通りに屋台が出店しています。

全国的にも珍しく市が水道とガス施設を用意し、屋台が夜になるとその施設を利用して営業しています。

別名「赤ちょうちん通り」です。

博多のように店の数は多くありませんが、衛生的でラーメン・おでんだけではなく、最近ではフランス料理を出す店もあります。

因みに「銀杏」を「イチョウ」と読めばその木を指し、「ギンナン」と読めば実を指します。

秋を彩る木として愛されているイチョウは、「水を噴く」と言われるほど火に強く燃えにくい樹木で、「火伏せの木」との異称を持ちます。

もともと神社仏閣では、霊力のある木として植えられていました。

御神木として祭られることが多く、一般の家庭に植えられることはほとんどありませんが、火除け地や防火帯を多数作る意図のもとに公園や主要道路などには、イチョウの植樹が盛んにおこなわれました。

11月9日は119番の日であります。

この日から1週間「秋の火災予防週間」となります。

火の始末には十分注意してください。

11月は12月定例会の議案に上程に際し、その準備期間でもあります。

最大の案件が、残りの合併特例債の使い道をめぐる議論であります。

今後実施すべき全市的な大規模事業は、合併建設計画を変更してでも着実に実行すべきであります。

その俎上に上がっているのが、①消防局・西消防署新庁舎整備事業②二河プール整備事業③小中学校空調施設整備事業④JR新広駅・駅周辺整備事業⑤呉市体育館耐震補強工事 の5事業であります。

総事業費79億円のうち合併特例債を63億円充てることができる計画のようです。

将来の呉市にとって必要不可欠な施設に充当するよう議論を尽くします。

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