2014年12月
師走に入るかいなや総選挙。
ただの人となった候補者があわただしい年末の街中を駆け回っています。
明治23年に行われた第1回から数えて47回目になる衆議院選挙が公示されました。
2年前にも野田首相が解散をしてほぼ同時期の選挙戦と相成りましたが、今回は政権を選択する選挙とはならないということです。
消費税10パーセントへの増税を取りやめたのはいかがだったでしょうか?
アベノミクスの是非、安倍政権の信任、原子力発電の是非、集団的自衛権の解釈改憲の是非、なんで解散したんだろうと候補者も疑念を抱きながらの総選挙です。
広島県5区は自民党と共産党の2候補での争いとなっています。
何を有権者は選択する選挙なのでしょうか?
投票に行ってくださいと呼びかけること自体が虚しさを感じます。
選挙戦突入と同時にめっきり冷え込みが激しくなりましたが、有権者の気持ちを自然が感じ取ったのでしょうか?
世の中クリスマス、歳末商戦の真っ只中にあるにもかかわらず、選挙の影響で消費まで冷え込んでしまいそうです。
このような状況で呉市議会は12月定例会を粛々と行うわけであります。
今後実施すべき全市的な大規模事業は合併建設計画を変更してでも、財源の95%が起債で、70%が交付税措置される合併特例債を活用することが呉市の将来を左右します。
①消防新庁舎
②二河プール整備事業
③小中学校空調施設整備事業
④JR新広駅・駅周辺事業
⑤呉市体育館耐震補強工事
⑥スポーツ施設大規模改修事業・体育館改修・スポーツ会館改修・二河球場改修
⑦学校耐震化事業
⑧中学校給食の実施
など新たな行政ニーズへの対応や、公共施設等の老朽化対策に多額の予算が喫緊に必要になってきています。
またデフレからの脱却は必要なことでもありますが、人件費や資材の高騰により複数年契約をしている本庁舎建設や一般廃棄物を最終処分場建設にインフレスライドを適用しそれぞれ5億1千万円・2億6千万円の増額が盛り込まれた補正予算案などを審議してまいります。