2024年4月

新年度が始まりました。

3月呉市議会定例会の全員協議会において、防衛省から日本製鉄(株)瀬戸内製鉄所呉地区跡地を一括購入し、「多機能な複合防衛拠点」の整備をしていきたい旨の説明がなされました。

  1. 装備品などの維持整備・製造基盤(民間の誘致を含む)
  2. 防衛拠点(ヘリポートや物資の集積場など)
  3. 部隊の活動基盤(艦艇の配備、訓練場など)

3つのゾーニングをしていく。

私は同志会を代表して概ね好意的な立場で質問し、呉市の中小企業も含む防衛産業企業の誘致、雇用増につながる地域経済の活力再生、引き続き県市との3者協議、日鉄も含めた4者協議の実施を要請致しました。

この議会からの要請を受け3月28日に4者協議会が開催されました。

防衛省からは

  1. 「多機能な複合防衛拠点」のゾーニング案を日鉄の協力のもと年内に作業を完了
  2. 一括購入の予算を令和7年度で措置
  3. 地上構造物及び地下埋設物の撤去について、日鉄に対し必要な対応を依頼
  4. 土壌汚染対策が必要な場合は広島県、呉市、日鉄に対し協力を要請
  5. 当該跡地を防衛省又は関連する民間企業が開発する場合の条例の適用について、県・市に照会

広島県・呉市

  1. 「民間誘致を含む製造基盤」は電気・ガス、工業用水、埠頭設備など既存インフラを最大限活用
  2. 条例の適用は具体的な内容如何による
  3. 土壌汚染については法令に則り対応
  4. 日鉄に対し具体的な検討に関しては地域と連携・協議して取り組んでいくこと

日鉄

  1. インフラが充実している特性を生かし、早期に敷地全体を有効活用するという当社方針に合致している
  2. 防衛省のゾーニング案作成に向けて情報等提供し、必要な対応を速やかに進める
  3. 土壌汚染については県市と調整し適切に対応する

今後も呉市にとっても誇りと希望の持てる内容になるよう働きかけてまいります。

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