2013年3月
安部内閣の経済政策「アベノミクス」への期待感から円安・株高が進行しています。
永く円高に苦しんで来た日本の経済界は明るい兆しが見えてきました。
一方でエネルギー関連の大幅な上昇が短期間で進んでいます。
このことは、資材費の高騰や運搬費等多くの値上要因になっています。
安部内閣発足時からこの経済政策は東日本の被災地における復興事業費の入札に不調が生じるのではないかという予測がありました。
既に、多くの復興事業に入札不調が発生しており復興の足かせになることが心配されます。
呉市の新庁舎建設も暗礁に乗り上げています。
入札に参加申請していた4業者全てが、見積もり金額が予定価格を上回ることを理由に辞退しました。
この事態は先に述べたことが理由としてあげられるのかもしれませんが、再入札を行うには積算の見直し等多くの変更作業を伴うことになり深刻な問題です。
建設予算128億円の債 務負担行為(担保設定)を昨年の9月議会で議決をしましたが、期間の設定が24年度補正予算で計上していたために、この3月末をもって失効してしまいます。
再度入札する上においては債務負担行為を再議決しなければ、入札公告の手続きができません。
予算相対質問が3月1日から3日間続きます。
私も仁友会を代表して、質問に立ちます。
質問内容は新庁舎建設について市長の考え方と今後のスケジュールについて質問し、新年度予算については今後の財政見通しと財政運営の方向性について質問していきます。
今議会は3月25日までの長丁場ですが、中学校給食の全校実施に関する予算や新庁舎建設に関する予算も含まれていますので慎重に審議してまいります。
ちなみに、平成25年度の呉市予算は、一般会計980億・特別会計555億・企業会計222億・総額175億8千万余となっています。