2012年5月
今月の一言 お題は『明治はさらに更に遠くになりにけり』
皐月となりました。
今年は閏年ですから五月一日が八十八夜。
立春から88日目。
まさに夏も近づくということで、農村では田の苗代作りや畑の種まきが始まる重要な時期です。
この時期の呉の景観はさつきが咲き乱れ、ハナミズキが人の心を和ませます。
この4月28日はサンフランシスコ講和条約発効60周年。
ポツダム宣言を受諾し、連合軍の進駐を受け、GHQによる占領を7年間にわたり受けていましたが、この条約の発効により主権を回復し独立国として国際社会に復帰したと同時に、沖縄を米国に帰属させました。
そして今年の五月十五日は沖縄復帰40周年を迎えることになります。
その沖縄には米軍基地が72%も集中しています。
大田中将の「沖縄県民斯く戦えり。沖縄県民に対し後世特別のご高配を賜らんことを」という電文とは真逆の屈辱を今に到るまで押し付けている状態です。
もう一つ忘れてならない尖閣諸島も沖縄県です。
石原東京都知事は、地主から尖閣諸島を買い上げようと日本国民に呼びかけ、嵐を巻き起こしています。
民主党が『政治ゴッコ』をしている間に領土問題は深刻さを増すばかりです。
五月三日は憲法記念日でした。
この時期だからこそ自主憲法制定の気運を高め、自分の国土は自分で守るというあたりまえの形を作っていかなくてはなりません。