2005年7月
梅雨というのに雨が降りません。
このままの状態が続くと、呉市も取水制限を余儀なくされます。
呉市は海軍のお陰もあり、水利権を豊富に持っている自治体です。
広島の太田川水系・東広島三永の水利権など先人たちが苦労をされて築き上げた権利です。
だからといって水を粗末にしてはいけません。
日本はかつて水と安全はただと考えていましたが、今やこの両者とも高くつく時代に突入しています。
水道も老朽管の敷設替えを水道の供給をする限り毎年行う必要があります。
水源地施設も旧海軍から譲り受けた施設が多くあるので、老朽化が著しく、やり直すには100億以上の予算を伴います。
これを水道料金に転嫁するわけには行かないので、毎年黒字が出ている水道事業ですが、その黒字分を積み立てているということになります。
安全についても地域で自主防犯組織を立ち上げ、見廻り隊を編成しパトロール活動をしています。
呉市の小中学校にはすべて防犯カメラを設置しています。
日本人が日本人を殺し、騙し、傷つけています。
日本人の容姿は変わりませんが、心のありようが昔の日本人ではなくなってきています。
自然を慈しみ、ものを大切にする精神、「もったいない」の心を涵養していきましょう。
それにつけても、雨よ降れ!