2012年12月

今月の一言 お題は『経年劣化』

気ぜわしい師走となりました。

そんな折、中央自動車道の笹子トンネルで天井板崩落事故が発生しました。

詳細な事故原因の究明はこれからのようですが、このトンネルは供用開始から35 年経過しており、経年劣化の可能性が指摘されています。

全国の高速道路にトンネルは1575本あり、笹子トンネルと同じ吊り天井構造のトンネルが全国で20本あります。

広島県では山陽自動車道の志和トンネル他2本あるようです。

又、中日本高速道路、東日本高速道路、西日本高速道路3社が管理する全国の高速道路の総延長は約8700キロで、高速道路のトンネル1575本のうち、30年以上経過しているものは、360本もあるそうです。

老朽化が指摘されていますが補修が追いついていないのが現状です。

呉市も山の多い地形で、海軍が造ったトンネルも多数ありますし、JR呉線もトンネルが多い線です。

実際に公共インフラの点検と改修には相当な時間と予算を伴います。

こういった安全の重要性を見極めるには公共施設の利用状況やランニングコストを慎重に見極めながら精査する必要があります。

公共施設を自治体間で融通しあうことも必要かと思います。

ただ今のままではインフラの経年劣化に自治体の対応が追いついて行くのは財政的にも困難な状況があります。

まさに日本のしくみが劣化しているです。

2012年の総選挙が今日公示されました。

現職の知事や市長が政党を結成し国政に挑むこの状況は既存の政党と国会議員の資質すら否定するいわゆる一揆のように思えてきます。

つまり日本はインフラも政治家も経年劣化していると言うことですか。

私たちは選挙へ行き必ず自分の一票を行使する。

このことが多くの劣化をくいとめる唯一の方法かもしれません。

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