2021年3月
呉市議会3月定例会開会中です。
令和3年度予算で、日本製鉄の高炉休止発表に対応するため、新たな事業にチャレンジする中小企業に国の補助金に呉市が上乗せ助成を創設いたします。
また転職等を余儀なくされる方々と市内企業者とのマッチング事業を行います。
また、三菱パワーの新たなボイラー製造を長崎工場に集約する発表もあり、脱炭素社会の実現に向けた次世代エネルギーの利活用、普及促進等の基礎調査を実施します。
呉市は重厚長大企業の工場整理縮小の波と新型コロナによる人々の交流縮減により、消費が急激に落ち込んでいます。
多くの企業が倒産に追い込まれる状況にあります。
ただ市単位で支援できる方策には限界があり、国の交付金・補助金を利活用し、その上乗せを呉市で何とか賄っていこうとしています。
今回の3月補正予算でも飲食店のみならず、飲食店の納入業者や、宿泊施設、旅行業者、タクシー、屋台などにも支援金(30万円)を企業単位で支給するようです。
3割以上売り上げが昨年に比べ減少しているという条件がありますので、ご注意ください。
呉市を取り巻く状況は極めて厳しいです。
広島県内で初めて地ビールの製造販売を手掛けた呉ビールがなくなり、後継が決まりません。
また呉市の名物とでもいえる老舗焼き鳥屋が継承問題等もあり廃業しています。
市役所9階食堂も3月中に後継が決まらない状況にあります。
この苦境を乗り切るために、知恵を出し、国、県の補助金や、クラウドファンディングを利用しながら、新たな産業にチャレンジする人や企業をバックアップしていきます。