2020年4月
4月1日現在呉市における新型コロナウイルスに感染している人はお一人も確認されておりません。
広島県内の感染者は6例(広島市:4・尾道市:2 4月1日現在)です。
呉市においてPCR検査は45例あり、いずれも陰性という結果となっています。
報道機関が出すニュースは首都圏や海外のひどい状況を伝播し、ことさら不安を煽っているように思われます。
4月29日の「呉みなと祭」も中止決定され、大和ミュージアムもまだ閉館中です。
呉市文化・スポーツ施設も概ね2週間余り様子を見ながら開館する予定と言う事です。
小中学校は6日から再開校する予定です。
呉市は日新製鋼呉製鉄所(日本製鉄)の23年9月休止決定が発表され沈滞ムードが蔓延している中このコロナショックでホテル、旅館業、旅行業、飲食業等従業者数の7割を占めるサービス業に多大な減収、減益の拍車がかかってきています。
3月定例会の予算特別委員会でコロナ対策や中小企業に対して呉市独自の不況対策が取れないか求めてまいりましたが、国の動向が不確定なため独自政策や補正予算まで組むことの確約が取れませんでした。
このような大不況に見舞われる恐れがあるときは、財政調整基金を使うという発想を地方自治体も取らないと一度落ち込んだ生産や需要を回復するには非常に難しいと考えます。
いずれにしても旧年度の執行残、予備費を使って緊急度のあるマスク購入や医療、介護施設へのバックアップ体制を取る必要があります。
4月中に国の大型の補正予算が成立したら、呉市も即座に対応できる体制準備に係ることになります。