2002年11月
秋も深まり紅葉シーズン到来です。呉の蔵本通りも銀杏並木が秋の装いに一層趣を際立たせる季節です。
この蔵本通りでは新しい屋台が軒を連ね、11月9日(土)10(日)に「食の祭典」も開催されます。
まさしく「食欲の秋」大いにこの季節を楽しみましょう。
さて、昨年三月の芸予地震で大きな被害を受けた呉市で、約500箇所に及んだ住宅地の石垣崩壊の復旧工事がまもなく終わるとのことです。
今月からは土砂災害防止法に基づく「土砂災害警戒区域」指定に向けた調査も始まるとのこと。
呉市はまだまだ狭隘道路も多く、災害がひとたび発生すれば、逃げ場を失う地形になっています。
呉市の戸数の約半数の4万棟が何らかの災害にあう危険があるように思えてなりません。
災害に強い呉市を標榜するのであれば、対症療法的な復旧工事と合わせて斜面地住宅の抜本的見直しを早急に取り組む必要があります。
災害対策の基金の創設も転ばぬ先の杖として、必要不可欠です。合併論議に熱を上げすぎると現呉市行政区域のことが棚上げにならぬようご用心ください。