2015年9月

秋雨前線が中国地方にも長雨をもたらしています。

大雨洪水警報が発令されたら、ご自分で避難経路を確認し、自分の身は自分で守る覚悟をしておくのが肝要です。

防災、減災は、「自助・互助・公助」の順番で、為せれることを意識の中心に置いておく必要があります。

9月は、昔から嵐が襲来することが多い月です。

伊勢湾台風が上陸して大きな被害をもたらしたのも1959年の9月で、例年これからが本格的な台風シーズンの到来です。

今年は台風がもうすでに17号を数えるほど発生しており、今後も海水温が例年より高いとされていますので、台風自体の勢力が巨大化していく恐れがあります。

通常、海面の高さは気圧と海水面の水圧の均整がとれた状態の水位であり、1気圧(約1013ヘクトパスカル・1hPa)では海抜0メートルです。

台風による気圧低下は海面を押し上げ、潮位を押し上げます。

具体的には気圧が1hPa低下すると海面は1cm上昇するといわれています。

つまり台風の中心気圧が960hPaであればその付近の海面は50cm程上昇します。

また強風が沖から海岸に向かって吹くと、海水が吹き寄せらて、海岸付近の海面が上昇します。

これによる潮位の上昇は風速の2乗に比例し、風速が2倍になれば、海面の上昇は4倍になります。

呉市も過去「高潮」によって多くの被害をこうむりました。

台風の進路は相当程度予報によって分かりますので、備えあれば憂いなしの精神で、
早めの対策を市民の皆さんも講じて頂きますようお願いいたします。

呉市としても高潮対策として、護岸・港湾整備を着実に推進して行くよう要望していきます。

今月の後半には秋の大型連休(シルバー・ウィーク)が控えています。

21日が敬老の日、22日が国民の休日、23日が秋分の日、その前の土日と合わせて5連休、その後の土日まで休みを取れば、9連休となります。

呉市の敬老の日の式典は15日を皮切りに、各地域で開催され、「高齢者」から光を放つ齢の人「光齢者」の集いとなるよう敬う気持ちを最大限表現していきましょう。

敬う気持ちは何よりその「高齢者」が「光齢者」であることを認める世の中にすることだと思います。

呉市は15万人以上の都市で高齢化率日本一です。

すでに65歳以上の高齢化率は31%です。

真の「光齢化」は健康であることが何より大切です。

呉市議会は9月定例会開会中です。

健康寿命の延伸策を今後も提言してまいります。

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