2015年2月
暦の上では「立春」です。
冬の寒さが和らぎはじめ、三寒四温の気候となり、初めて吹く南寄りの強風が「春一番」です。
しかし、まだまだ寒い日が当分続きそうなので、体調管理には十分ご注意ください。
そろそろ呉市の新年度予算案の発表もまじかに迫っています。
国の「地方への好循環拡大に向けた緊急経済対策」への対応、いわゆる「地方創生」をどのように予算に反映させるのかがポイントになってきます。
呉市の高齢化率は31%で、特例市の中でも群を抜いて高い比率となっています。
毎年2、500人程度の人口減少が続いています。
思い切った少子高齢化対策、人口減対策が施されなければなりません。
今の社会環境は、核家族化や隣近所の付き合いの希薄化、価値観の多様化などにより、若者が前向きな結婚観や家族観を醸成することが困難な状況であり、出会いの場の不足、出産や子育てに対する不安解消の手段が少ないことが問題となっています。
行政が本気になって「婚活」「妊娠・出産」「子育て」を支援していかなければなりません。
また、医療と介護を一体とした社会保障制度改革が必要です。
そのため、「在宅医療と在宅介護の連携」、「生活支援サービスの充実」などを柱として、医療機関や介護施設、地域団体が一体となり、地域包括ケアシステムの構築が急がれます。
呉駅前そごうの撤退後の活用策も大きな問題です。
呉市の街づくりを進めていく上にも、商業・サービス業の活性化は不可欠であります。
中通・本通商店街の施設の老朽化や、空き店舗の増加、それに伴う市内消費の低迷に直面しています。
また島嶼部や高地部では買い物難民と言われる高齢者等がおられることから、呉市全域に魅力ある店舗を誘致し、雇用の創出、空き店舗の有効活用を行い、市内の消費拡大と賑わいの創出を図る制度・事業が必要です。
以上のことなどを私が所属している市議会会派「仁友会」の会派要求として新年度予算に反映するよう要求しています。
3月市議会定例会では新年度予算案などについてしっかり論議、討議、チェックしてまいります。